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アマチュア参加のTV番組で、歌ウマっ子たちが
ハモッているのみたことあるよね。
人気ボーカリストたちのゴスペルやアカペラで感動した人も多いと思う。
どんな楽曲でもハモリが入ることによって
曲がとても深みのあるいいものになる事が多い。
「ママさんコーラス」っぽい感じではなく
R&Bやスタンダートジャズ、アニソン、ポップスよりのロック
なんかをカッコよく
ハモるとかなりイケテル感じがするよね。
難しそう・・・だと感じているあなたに
楽しく簡単にハモる方法をお教えしよう。
主旋律とソプラノ、アルト等、各パート
主旋律とは、歌メロのメインパートのこと。
自分が歌うのはどのパートか確認してね。
合唱は通常、ソプラノ、アルト、テノール(英語では「テナー」)、
バス(英語では「ベース」)の4つのパートに別れる。
まずは難しく考えず、主旋律のメロディより
高いのか、低いのか、そのメロディラインをきめよう。
ハイ、ミドル、ローと言う言い方をする人もいる。
ハイは主旋律より高くなる。ローは低い音域だよね。
自分のメロディラインがわかったら
あとはそれをひたすらおぼえるだけだ。
主旋律と同等に歌えるように練習しよう。
ちょっとだけコードに関する説明
「1度」「3度」「5度」といった言葉、
みんなもきいたことはあるよね。
これらは、ベースとなる音から
どれぐらい離れているかという意味なんだ。
Cメジャーというコードの場合から説明しよう。
C=ド
だからね。
Cメジャーは
=ドミソ=から成り立っているコード。
まずは【ド】をベースとして考えよう。
基準となる音のことを「1度」というんだ。
ここから順番に数えていくと・・
【ド】の次は【レ】だよね。
「1度」の次なので、【レ】は「2度」。
という事は、【ミ】は「3度」、【ファ】は「4度」というように、
音が上がっていくごとに「度」も上がっていくんだ。
【ド】→「1度」
【レ】→「2度」
【ミ】→「3度」
【ファ】→「4度」
【ソ】→「5度」
【ラ】→「6度」
【シ】→「7度」
【ド】→「8度」
【レ】→「9度」
この基準となるコードが「1度3度5度」なんだ。
実は「3度」はコードによって変わってくる。
【ミ】=「3度」ではないんだ。ヤヤコシイ!!
それ以上の説明はまた別の機会にね。
とにかくコーラスワークには「1度」「3度」「5度」が相性がいいんだ。
「7度」もけっこう使われる。
ボーカリストの場合、勿論、音楽知識はないより
あった方がそりゃいいけど
このくらい知っておけば十分じゃないかな。
(アマチュアレベルではね。)
それよりは実践スキルの方(実際に歌唱練習)
に磨きかけよう。
主旋律の声をちゃんと聴こう!
主旋律より自分が高いのか低いのか
主旋律をしっかりと感じつつ、
そのメロディをベースに声を重ねる感じで歌おう。
自分のメロディがしっかり身についていれば
これでハモれるはずだ。
歌は抑揚が大切だけど・・・。
抑揚をつけるために
強く発声したり 弱く発声、したりするのだけど
コーラスワークの場合
主旋律より強くしない方がイイ場合が多い。
あとは日本人の苦手なリズム感。
しっかり全員でウラを感じながら歌おう。
ブレスポイントや(位置と量)
ロングトーンなどの伸ばし方なども
しっかりみんなで合わせよう。
ア・カペラで練習しよう!
カラオケやバックの音をなくして、
声だけでプレイする「ア・カペラ」は
音感トレーニングにはとてもいいのだ。
初めのきっかけの音だけは聴こう。
けっこう難しいけど何回も練習して
トレーニングすれば必ず綺麗にハモれる。
そこで大勢を教えてきた本山からとっておきアドバイス。
バックの音がなくなると、多くの方がピッチがフラット傾向になる。
ここをメンバーみんなで気を付けるとバッチリ!
ここでも大切なのは「自分たちの歌を録音する」
そしてそれを聴く。
これが上達の鍵だ。
コーラスワーク、ハーモニーのトレーニングは、
歌ウマになる上で実はとても大切なんだ。
音を聴くスキルも上達できるオススメのボイトレだ。
本山nackeyナオト
200組をこえるレコーデングやステージングをディレクチョン。30年の指導実績。多くの音楽人の信頼をえている。
本山nackeyナオト 著書