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地声は日頃のボイトレの成果もあってけっこう出せます
ですが裏声は地声よりでません。 綺麗にもでません。
どのようにボイストレーニングをすればhydeのような綺麗なファルセットが出せるでしょうか ?
「裏声が地声よりもでない」
という事は声帯の構造上ありません。
多分、認識の違いかと思われます。
また、地声自体がウラ声の方も多くいらっしゃいます。
地声ではなく「オモテ声」と認識して下さい。
声帯について説明しますと、
①声帯が完全に開いている状態=息だけ(ハー)
②声帯がやさしくふれ合った状態=ひそひそ話
③声帯がぶつかり合った状態=話し声(オモテ声)
④声帯が激しくぶつかり合った状態=咽喉をしめた声
(アメ横のご主人をイメージして下さい。)
⑤声帯が完全に閉まっている状態=息をとめる
となります。
まず③の声で「アー」と発声して下さい。
甲状軟骨【喉仏】をかるく「トントン」とたたきながら
発声して下さい。
声がゆれるはずです。
「ウラ声」の出し方ですが
息だけで「ハー」と軟口蓋に当てて下さい。
①の状態です。
その後「HA-」のAの部分に少し声帯を震わせていきます。
②の状態です。
そこから「HAからアー」と声を出して下さい。
その状態で少しずつ息を足していきます。
その時に【喉仏】をかるく「トントン」とたたきながら
発声して下さい。
今度は声は揺れないはずです。
それが「ウラ声」です。
ボーカルはイメージが大切なので
【感情をこめてやさしく息をはくその際に軽く声帯を震わせる】
とイメージして下さい。
オモテ声でずっと歌ってきた方は息もれさせた歌い方に慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
実は裏声=ファルセットではありません。
ファルセットと裏声の違いについて説明いたします。
裏声は、実はひとつだけではありません。
数種類の発声方法に分ける事ができます。
それぞれ教える音楽家、先生、ボイストレーナーによって認識や名前が異なります。
一般的には
①柔らかく出した裏声(音域は中声域)
②強いしっかりとした裏声 (ミックスボイス)
③弱々しく息漏れした裏声
などがあります。
一般的にはその中でも弱く息もれした声を「ファルセット」と呼ぶことが多いです。
しかし、さきほども述べたように教える人によって言葉やの定義はさまざまです。
裏声全般の事をファルセットと呼ぶ方も大勢います。
hydeさんは実は裏声を使いわけた歌唱をしております。
hydeさんのファルセットはきれいでアクセントがあるファルセットですが一種類ではなく(ミックスボイス)でも発声しています。
もし弱々しいウラ声しか出せなく、強化していきたい場合とまずは中声域の発声をしかっり練習することです。(オモテ声)
その後、オモテ声とウラ声をうまくまぜる(ミックスボイス)を習得して下さい。
*ミックスボイスについては
ミックスボイスについての動画
をご参照下さい。
本来のウラ声はとてもやさしく美しい音色がするものですが、現状としては、(ミックスボイス)で高音を発声出来ない方がウラ声を使うことがあります。
オモテ声とウラ声をうまくまぜる事ができないとhidyさんのようには歌えません。
もちろん歌は表現の世界ですから正解はありません。
ミックスボイスとファルセットをどちらも使える上で、曲に応じて使い分ける事をおすすめいたします。
頑張りましょうね。
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本山nackeyナオト
200組をこえるレコーデングやステージングをディレクチョン。30年の指導実績。多くの音楽人の信頼をえている。
本山nackeyナオト 著書